NISAで積み立てている最中に相場が大きく下落すると、「このまま続けていいのか?」「売った方がいいのか?」と不安になりますよね。この記事では、相場が下落したときに正しく対処するための考え方と行動を解説します。
過去の主な暴落と回復の歴史
| 暴落イベント | 下落率 | 回復期間 |
|---|---|---|
| ITバブル崩壊(2000〜2002年) | 約▲49% | 約7年 |
| リーマンショック(2008〜2009年) | 約▲57% | 約5年 |
| コロナショック(2020年) | 約▲34% | 約6ヶ月 |
| 米国利上げ局面(2022年) | 約▲25% | 約1年半 |
歴史的に見ると、どんな大きな暴落も時間をかけて回復してきました。長期投資では「暴落は一時的」という視点が重要です。
暴落時にやってはいけないこと
❌ 焦って売却する
暴落時に売却するのは「安く売る」ことになります。長期投資の最大の失敗パターンです。含み損が確定損に変わり、その後の回復の恩恵を受けられなくなります。
❌ 積立を止める
下落時は口数を多く買えるチャンスです。積立を止めると、安い時期に買えるメリットを失います。ドルコスト平均法の効果が最も発揮されるのが下落局面です。
❌ レバレッジ商品で取り返そうとする
損失を一気に取り戻そうとレバレッジ型ETFに手を出すのは危険です。さらに大きな損失につながるリスクがあります。
暴落時にすべきこと・考えること
✅ 積立を淡々と続ける
暴落時こそ積立の真価が発揮されます。同じ金額でより多くの口数を買えるため、回復したときの利益が大きくなります。自動積立設定にしておけば感情に左右されずに続けられます。
✅ 生活費は現金で確保しておく
投資資金は「当面使わないお金」に限定することが大原則です。生活費の半年〜1年分は現金・預金で確保しておけば、相場が下落しても慌てて売る必要がなくなります。
✅ 長期チャートを見て冷静になる
S&P500やオルカンの10年・20年チャートを見ると、短期の暴落がいかに小さな出来事かが分かります。長期目線で見ることで冷静さを保てます。
✅ 余裕資金があれば追加投資を検討
暴落は「セール」と捉えて余裕資金で追加投資するのも長期投資の有力な戦略です。ただし「まだ下がるかも」と読もうとするのは危険。積立の上乗せ程度にとどめましょう。
下落時の心理的な備え方
- 投資額は「なくなっても生活できるお金」に限定する
- 最初から「半分になることもある」と想定しておく
- 相場ニュースを見すぎない(毎日チェックは逆効果)
- 投資の目的・ゴールを再確認する(老後資金なら20〜30年後の話)
よくある質問
Q. 含み損が出たらNISAを解約すべきですか?
A. 長期投資を前提とするなら、含み損の状態で解約するのは基本的に避けるべきです。解約すると損失が確定してしまい、その後の回復の恩恵を受けられなくなります。生活に支障がない限り保有を続けるのが原則です。
Q. 暴落時に一括投資するのはアリですか?
A. 「底」を正確に当てるのは難しいです。一括投資後にさらに下落することもあります。余裕資金がある場合は、数回に分けて投資する「分割投資」の方がリスクを抑えられます。
Q. NISAの積立額を暴落時に増やした方がいいですか?
A. 生活費・緊急資金に余裕があれば増額は有効な戦略です。ただし「今が底かどうか」は誰にも分かりません。増額するなら少額から、そして継続できる範囲で行いましょう。


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