ドルコスト平均法とは?メリット・デメリット・始め方・おすすめ投資信託【初心者向け完全解説】

投資の基本知識

積立投資の説明でよく出てくる「ドルコスト平均法」。難しそうな名前ですが、仕組みは非常にシンプルです。この記事では、ドルコスト平均法の仕組み・メリット・デメリット・始め方まで初心者向けにわかりやすく解説します。

📋 この記事でわかること

  • ドルコスト平均法とは何か(わかりやすく解説)
  • ドルコスト平均法のメリット・デメリット
  • 投資信託でドルコスト平均法を始める方法
  • NISAでの実践ステップ

ドルコスト平均法とは?

ドルコスト平均法とは、一定の金額を一定の間隔で定期的に投資し続ける方法です。「毎月1万円を積み立てる」がまさにこの手法です。

価格が高いときは少ない口数を、価格が低いときは多い口数を自動的に買うことになります。結果として、購入単価を平均化できるのが特徴です。

具体例で理解するドルコスト平均法

毎月1万円を3ヶ月積み立てた例で考えてみましょう。

・1ヶ月目:価格1,000円 → 10口購入
・2ヶ月目:価格500円 → 20口購入
・3ヶ月目:価格800円 → 12.5口購入

合計3万円の投資で42.5口を取得。平均購入単価は約706円になります。一方、毎月同じ口数(10口)を買う方法では平均767円になります。ドルコスト平均法の方が平均購入単価を低く抑えられていることがわかります。

ドルコスト平均法のメリット

① 高値掴みのリスクを減らせる

一括投資は「買ったタイミングが高値だった」という最悪のケースがあります。毎月少額ずつ積み立てることで、購入タイミングが分散され高値掴みのリスクが小さくなります。

② 相場を読まなくていい

「今は高い?安い?」と考えなくて済みます。毎月決まった日に自動積立するだけでよく、投資の判断が不要です。

③ 少額から始められる

毎月100円から始められる投資信託も多く、まとまった資金がなくてもスタートできます。

ドルコスト平均法のデメリット

① 右肩上がりの相場では一括投資に負ける

価格が上がり続ける局面では、早めに一括投資した方が多くの口数を安く取得できます。長期的に上昇が続く資産に対しては、一括投資の方がリターンが高くなる場合があります。

② 暴落が長期化すると含み損が膨らむ

価格が下がり続ける局面では、毎月買い増すたびに含み損が拡大していきます。ただし、長期的に価格が回復する資産(全世界株式・S&P500など)であれば、安く仕込めた分だけ回復時のリターンが大きくなるため、暴落時も積立を継続することが重要です。

③ 機会損失が生じる場合がある

まとまった資金がある場合、分割して投資することで「今すぐ投資できたはずの資金」が待機状態になります。上昇相場が続くと、その分のリターンを逃すことになります。

NISAでドルコスト平均法を始める3ステップ

NISAの積立投資枠でドルコスト平均法を実践するのが、初心者にとって最もシンプルな方法です。手順はたった3ステップです。

どの証券会社で始めるべき?

ドルコスト平均法をNISAで実践するなら、以下の証券会社がおすすめです。

証券会社 クレカ積立還元率 おすすめポイント
SBI証券 0.5〜5% 口座数No.1・投資信託の品揃えが最多
楽天証券 0.5〜1% 楽天ポイント連携・アプリが使いやすい
マネックス証券 1.1%(月5万円まで) 一般カードとして最高水準の還元率

クレカ積立で毎月ポイントをもらいながらドルコスト平均法を実践できます。おすすめ証券会社ランキングもあわせてご覧ください。

Step1:証券口座を開く

ネット証券(SBI証券・楽天証券など)で口座を開設します。口座開設は無料で、スマホから申し込めます。SBI証券と楽天証券の比較も参考にしてください。

Step2:積立設定をする

投資信託を選び、毎月の積立金額と引き落とし日を設定します。一度設定すれば、あとは自動で買い付けが続きます。

Step3:継続するだけ

相場が下がっても慌てず、設定を変えずに続けることが重要です。積立期間が長くなるほど、ドルコスト平均法の効果が発揮されます。

ドルコスト平均法におすすめの投資信託

ドルコスト平均法と相性が良いのは、長期的に右肩上がりが期待できる低コストのインデックスファンドです。

ファンド名 対象指数 信託報酬
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) MSCI ACWI 年0.05775%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) S&P500 年0.09372%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド S&P500 年0.0638%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 8資産均等 年0.143%

目的別おすすめ投資信託の選び方

「どのファンドを選べばいいかわからない」という方向けに、目的別の選び方を整理します。

目的・タイプ おすすめファンド 理由
とにかくシンプルに始めたい eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) 1本で全世界に分散・最低コスト水準
米国経済の成長に賭けたい eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 過去の実績が高い・信託報酬が低い
リスクを抑えてバランスよく eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 株・債券・REIT等に分散・値動きが穏やか
迷ったらとりあえずこれ eMAXIS Slim 全世界株式(オルカン) 積立NISA人気ランキング常連・選んで後悔しにくい

オルカンとS&P500で迷っている方はオルカンとS&P500の比較記事もあわせてご覧ください。

クレカ積立でドルコスト平均法をさらにお得に

毎月の積立をクレジットカード払いにすると、積立金額に応じてポイントが還元されます。ドルコスト平均法の効果に加えて、毎月ポイントも受け取れるため実質的なコストを下げられます。

  • マネックスカード × マネックス証券:還元率1.1%(月5万円まで)
  • 三井住友カード(NL)× SBI証券:還元率0.5〜5%
  • 楽天カード × 楽天証券:還元率0.5〜1%

詳しくはクレカ積立3社比較をご覧ください。

まとめ

ドルコスト平均法は「定額・定期積立」によって購入単価を平均化する投資手法です。難しい相場判断が不要で、長期の資産形成に向いています。NISAの積立設定と組み合わせて、コツコツ続けていきましょう。

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よくある質問

Q. ドルコスト平均法はNISAで使えますか?

A. はい、NISAのつみたて投資枠がまさにドルコスト平均法の実践に最適です。毎月一定額を自動積立する設定にするだけで、非課税でドルコスト平均法を活用できます。

Q. ドルコスト平均法はいつ始めればいいですか?

A. 始めるタイミングは「今すぐ」が基本です。相場の高い・安いを読もうとすると始められなくなります。長期投資ほど効果が大きいため、1日でも早く始めることが有利になります。

Q. ドルコスト平均法でおすすめの投資信託は?

A. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)やeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が人気です。信託報酬が低く、長期積立に向いています。

Q. 一括投資とドルコスト平均法はどちらが良いですか?

A. まとまった資金がある場合は一括投資の方が期待リターンは高くなる傾向があります。ただし、価格変動リスクが怖い場合や毎月の収入から投資する場合は、ドルコスト平均法が精神的に続けやすいためおすすめです。

Q. ドルコスト平均法を投資信託で始めるにはどうすればいいですか?

①ネット証券(SBI証券・楽天証券・マネックス証券など)で口座を開設→②NISA口座を申し込む→③積立投資枠で投資信託(eMAXIS Slim全世界株式など)を選ぶ→④毎月の積立金額と引き落とし日を設定する、の4ステップで始められます。一度設定すれば自動で積立が続くため、相場を気にせずドルコスト平均法を実践できます。

Q. ドルコスト平均法のデメリットはありますか?

主なデメリットは3つです。①右肩上がりの相場では一括投資よりリターンが低くなる場合がある、②暴落が長期化すると含み損が膨らむ(ただし長期では回復が期待できる)、③まとまった資金がある場合は機会損失が生じる可能性がある、です。ただし長期投資を前提とした場合、これらのデメリットは小さく、精神的に続けやすいメリットが上回ることが多いです。

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