NISAで保有している銘柄が下落したとき、「損切りすべきか?」と悩む方は多いです。長期積立が前提のNISAでは、基本的に損切りは不要ですが、例外もあります。正しい判断基準を解説します。
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NISAで損切りが「原則不要」な理由
NISAの最大の特徴は長期・積立・分散投資との相性の良さです。世界経済は長期的には右肩上がりの傾向があり、一時的な下落後には回復してきた歴史があります。
- コロナショック(2020年3月):約30%下落 → 約1年で回復・最高値更新
- リーマンショック(2008年):約50%下落 → 約5年で回復
- ITバブル崩壊(2000年):約50%下落 → 約10年で回復
積立投資を継続した場合、下落局面で低い価格で多くの口数を購入できるため、回復時の利益が大きくなるドルコスト平均法の効果があります。
NISAで損切りを検討すべき例外ケース
1. 個別株・テーマ型ETFで判断を誤った場合
特定の企業や特定テーマへの集中投資で、ファンダメンタルズが悪化(業績悪化・財務危機)している場合は見直しを検討します。
2. 緊急で資金が必要になった場合
急な医療費・生活費不足などで売却が必要な場合。ただし「緊急予備資金(生活費3〜6か月分)」を別に確保しておくことでこのケースを避けられます。
3. リバランスの一環として
株式比率が目標を大幅に超えた場合、一部売却してバランスを整えることは損切りではなくリバランスです。
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NISAで損切りする際の重要な注意点
損益通算ができない
NISAでの損失は、特定口座・一般口座の利益と損益通算できません。NISA以外の口座で利益が出ていても、NISA口座の損失で税金を減らせません。
売却した枠は翌年に回復
売却した場合、簿価(取得価格)ベースで翌年に非課税枠が回復します。損切りして再投資する場合も翌年以降の枠を使います。
「ほったらかし」が最強の理由
多くの研究で、個人投資家が売買を繰り返すほどリターンが低下することが示されています。毎月決まった金額を積立し、暴落時も続けることが長期的に最も効果的です。
よくある質問
Q. NISAで損失が出た場合、確定申告で取り戻せますか?
いいえ。NISAの損失は確定申告で損益通算できません。特定口座の利益と相殺することはできません。
Q. 積立しているオルカンが30%下落しています。どうすれば?
世界経済への分散投資(オルカン)は長期的に回復してきた実績があります。基本的には積立を継続することが推奨されます。むしろ下落時は安く購入できるチャンスです。
Q. テーマ型ETFを持っていますが業績が悪化しています。どうすれば?
個別テーマへの投資は回復しない可能性もあります。損失が拡大する前に売却し、より分散の効いたオルカンやS&P500に乗り換えることを検討してください。
執筆・監修:NISA比較ナビ編集部
本記事は、金融庁・国税庁・各社公式サイト等の一次情報をもとに、NISA比較ナビ編集部が中立的な立場で作成しています。特定の金融商品を推奨するものではありません。


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