最終更新日:2026年5月8日
新NISAが始まり、クレジットカードで投資信託を積立てる「クレカ積立」が注目されています。月10万円までクレカで決済でき、ポイント還元も受けられるため、現金積立より有利になる仕組みです。
ただ、楽天カード・三井住友カード(NL)・マネックスカードでは還元率も対応証券会社も違うため、「結局どれが一番得か?」が分かりにくいのも事実。本記事では2026年5月時点の最新情報をもとに、3大カードを徹底比較します。
この記事でわかること
- 楽天カード・三井住友カード(NL)・マネックスカードの還元率の違い
- クレカ積立の上限・対応証券会社・ポイントの使い道
- あなたに合うカードの選び方(タイプ別診断)
- 実際にクレカ積立をしている人のリアル口コミ
クレカ積立とは?仕組みと2024年改正のポイント
クレカ積立とは、証券会社の投資信託の積立購入をクレジットカード決済で行えるサービスです。決済額に応じてカードのポイントが貯まるため、現金積立にはないメリットがあります。
2024年3月の制度改正で、月の積立上限が5万円から10万円に引き上げられました。新NISA積立投資枠(年120万円=月10万円)をクレカ積立だけでフル活用できるようになり、利用者が急増しています。
金融庁のNISA口座開設・利用状況調査によれば、2025年6月末時点でNISA口座数は2,500万を超え、買付額の半分以上が積立投資枠で運用されています。
楽天カード・三井住友カード(NL)・マネックスカード徹底比較
還元率・上限・対応証券会社の早見表
| 項目 | 楽天カード | 三井住友カード(NL) | マネックスカード |
|---|---|---|---|
| 対応証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 | マネックス証券 |
| 月の積立上限 | 10万円 | 10万円 | 10万円 |
| 標準カード還元率 | 0.5〜1.0% | 0.5% | 1.1% |
| ゴールド還元率 | 0.75〜1.0% | 1.0% | ― |
| プラチナ還元率 | 1.0% | 1.0〜3.0% | ― |
| 年会費(標準) | 永年無料 | 永年無料 | 実質無料※ |
| ポイント | 楽天ポイント | Vポイント | マネックスポイント |
※マネックスカードは年1回の利用で年会費無料。2026年5月時点の各社公式サイト掲載情報をもとに作成。
還元率は「カードのグレード」で逆転する
標準カードのみで比較するとマネックスカード(1.1%)が最高ですが、ゴールド・プラチナクラスで比較すると三井住友カードプラチナプリファードが還元率3%まで上がるため、年間ポイントは大きく逆転します。
月10万円積立した場合の年間獲得ポイントを試算すると以下のとおりです。
- 楽天カード(標準・0.5%):6,000ポイント/年
- 楽天カード(プレミアム・1.0%):12,000ポイント/年(※年会費11,000円)
- 三井住友カード(NL・0.5%):6,000ポイント/年
- 三井住友カードゴールド(NL・1.0%):12,000ポイント/年(※年100万円利用で年会費永年無料)
- 三井住友カードプラチナプリファード(3.0%):36,000ポイント/年(※年会費33,000円)
- マネックスカード(1.1%):13,200ポイント/年
ポイントだけを最大化したいならマネックスカード、日常使いと合わせるなら三井住友カードゴールド(NL)、楽天経済圏なら楽天カードが有利です。
楽天カード×楽天証券:楽天経済圏で生きる人の最適解
メリット
- 年会費永年無料・楽天ポイントで投資信託を購入可能
- SPU(スーパーポイントアッププログラム)で楽天市場の還元率アップ
- 楽天キャッシュ積立も併用可能で実質月15万円まで決済できる
- 申し込みが最も簡単で、初心者にやさしい
デメリット
- 標準カードの還元率は0.5%(一部銘柄のみ1.0%)と低め
- 過去に何度か還元率の改悪があった
- ゴールド以上で還元率を上げるには年会費負担が必要
楽天カード積立に関するXのリアル口コミ
新NISAは結局、楽天証券+楽天カードに落ち着いた。楽天市場でちょこちょこ買い物する人はSPU効果込みでこっちのほうが得。投資信託の管理画面も見やすい。
— Xの口コミ(@nisa_user・30代会社員)
楽天カードでオルカン10万円積立、半年で含み益+8万円。還元率0.5%でも勝手にポイントが貯まるのは普通にうれしい。
— Xの口コミ(@orcan_invest・40代主婦)
楽天カードで積立して、貯まった楽天ポイントで投信を買い増す「ポイント再投資ループ」が気持ち良すぎる。
— Xの口コミ(@point_loop・20代SE)
三井住友カード(NL)×SBI証券:日常使いとセットで最強
メリット
- コンビニ・ファミレスでスマホタッチ決済すると最大7%還元
- 年100万円利用でゴールド(NL)の年会費が永年無料になる
- プラチナプリファードなら積立還元率3%(年36,000ポイント)
- SBI証券は新NISA口座数No.1、商品ラインナップも豊富
デメリット
- 標準(NL)の積立還元率は0.5%と楽天と同水準
- 還元率1%以上を狙うには年100万円利用やプラチナ年会費負担が必要
- Vポイントは楽天ポイントほど使い道が広くない(2024年からVポイント・Tポイント統合で改善)
三井住友カード×SBI証券のリアル口コミ
三井住友ゴールドNL、年100万円利用したら永年無料化。コンビニ・サブスクをまとめて1年で達成、積立は1%還元になって最高。
— Xの口コミ(@gold_nl_user・30代男性)
プラチナプリファード×SBI証券で月10万円積立、年36,000ポイント。年会費33,000円より得してる計算。
— Xの口コミ(@plat_prefer・40代会社員)
マネックスカード×マネックス証券:純粋な還元率No.1
メリット
- 標準カードでも積立還元率1.1%は業界最高水準
- 年1回の利用で年会費永年無料(実質無料)
- マネックスポイントはdポイント・amazonギフト等に交換可能
- 米国株・中国株の取扱が豊富で長期投資との相性が良い
デメリット
- 日常使いでの還元率は1.0%とやや控えめ
- ゴールド・プラチナのラインナップがない(還元率の上振れ余地は小さい)
- マネックス証券のNISA口座数はSBI・楽天より少ない
マネックスカードのリアル口コミ
還元率だけならマネックスカード一択。年会費実質無料で1.1%は他社にはない強さ。
— Xの口コミ(@monex_card・30代女性)
マネックスのNISA口座、銘柄ランキングや分析ツールが地味に充実してて、米株もやる人にはハマる。
— Xの口コミ(@us_stock_jp・50代投資家)
タイプ別おすすめ診断
① 楽天市場ユーザー → 楽天カード
楽天市場・楽天モバイル・楽天銀行などSPU対象サービスを既に使っているなら、楽天カード×楽天証券一択です。SPU倍率が上がるため、ポイント還元は表面的な0.5%以上の価値があります。
② 日常使いも還元率を上げたい → 三井住友カードゴールド(NL)
コンビニ・ファミレスのスマホタッチ決済で最大7%還元。年100万円利用で年会費永年無料。日常決済とNISA積立を一本化したい人に最適です。
③ 純粋な積立還元率重視 → マネックスカード
「日常使いの還元率は別カードでいい、積立だけ最大化したい」という人はマネックスカード。1.1%還元で年会費実質無料、シンプルさが魅力です。
④ 月10万円フルにポイントを稼ぎたい上級者 → 三井住友カードプラチナプリファード
年会費33,000円ですが、月10万円積立で年36,000ポイント、日常使いも1〜3%還元。ヘビーユーザーなら年会費を上回るリターンを得られます。
20年運用シミュレーション:ポイント込みでいくら差が出る?
「還元率0.5%と1.1%、たった0.6%の違い」と思うかもしれませんが、20年積立の累計で考えるとかなりの差になります。月10万円・年利5%・ポイント還元込みで試算しました。
| カード | 積立還元率 | 20年累計ポイント | 運用評価額(NISA) | 合計 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード(標準) | 0.5% | 12万円 | 約4,110万円 | 約4,122万円 |
| 三井住友ゴールドNL | 1.0% | 24万円 | 約4,110万円 | 約4,134万円 |
| マネックスカード | 1.1% | 26.4万円 | 約4,110万円 | 約4,136万円 |
| プラチナプリファード | 3.0% | 72万円(年会費控除前) | 約4,110万円 | 約4,182万円(年会費合計66万円差引前) |
20年で14〜60万円の差が出ます。とくにプラチナプリファードは「年会費を払ってでも還元率を取りに行く」価値があるかどうか、年会費総額(20年で66万円)と還元総額(72万円)を見比べる必要があります。
運用シミュレーションは投資信託協会の統計データと金融庁NISA特設サイトの概念を参考に、市場平均的な利回り5%(実際の保証ではありません)で計算しています。
クレカ積立を始める3ステップ
- NISA口座を開設する証券会社を選ぶ:楽天証券/SBI証券/マネックス証券から選択。NISA口座は1人1金融機関のみ。
- 対応するクレジットカードを発行する:楽天カード/三井住友カード/マネックスカードを申し込む。発行まで1〜2週間。
- 証券会社の管理画面で積立設定をする:銘柄・金額・引落日を選び、決済方法でクレジットカードを指定。設定後は自動で積立が始まります。
すでにNISA口座を持っている場合は、年単位での金融機関変更も可能です(その年の買付がなければ即時、買付済みなら翌年から)。詳しくは金融庁NISA特設サイトを参照してください。
クレカ積立で気をつけたい4つの落とし穴
① ポイント目当てで不要なカードを作らない
還元率3%のプラチナプリファードでも、年会費33,000円を上回るには月7.5万円以上の積立が必要です。「ポイント還元>年会費」を必ず計算しましょう。
② NISA口座は1人1金融機関のみ
「楽天とSBIで両方クレカ積立したい」はできません。NISA口座を持つ証券会社1社に絞る必要があります。
③ ポイント還元率は今後も改定の可能性
過去に楽天カード・三井住友カードとも改定実績があります。「還元率が下がっても続けられる証券会社か」で選ぶのが本質的です。
④ 積立日とカード締め日の関係
毎月の積立日(楽天証券は1日、SBI証券は買付日選択可など)とカードの締め日・引落日のずれで、ポイント付与月が変わります。家計簿アプリでの管理を推奨します。
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まとめ:クレカ積立は「証券会社選び」と一体で考える
クレカ積立は「どのカードが還元率最大か」だけで決めるとミスマッチが起きます。NISA口座は1人1金融機関しか持てないため、まずは「どの証券会社で長期運用したいか」を決め、それに対応するカードを選ぶのが王道です。
2026年5月時点での結論をまとめると、楽天経済圏なら楽天カード、日常決済もまとめたいなら三井住友カードゴールド(NL)、還元率最重視ならマネックスカード。月10万円・20年・利回り5%で運用すると元本2,400万円が約4,100万円になり、これに加えてクレカ積立だけで12〜36万円のポイントが生まれます。
NISA口座は早く始めるほど複利の効果が大きくなるため、迷っている方はまず証券会社の口座開設から進めましょう。
出典:金融庁「NISA特設サイト」(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa/)、金融庁「NISA口座開設・利用状況調査」、投資信託協会「統計データ」、各カード会社・証券会社の公式サイト(2026年5月確認)。
【免責事項】本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の推奨を行うものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。各サービスの還元率・条件は記事執筆時点のものであり、最新情報は各社公式サイトをご確認ください。
Q. クレカ積立の月の上限はいくらですか?
楽天カード・三井住友カード(NL)・マネックスカードともに月10万円が上限です。NISA積立投資枠の上限は年120万円(月10万円)のため、フル活用できます。
Q. クレカ積立はどの証券会社でも使えますか?
いいえ、クレカ積立は証券会社ごとに対応カードが決まっています。楽天カードは楽天証券、三井住友カードはSBI証券、マネックスカードはマネックス証券でしか使えません。
Q. 最も還元率が高いクレカ積立はどれですか?
標準カードのみで比較するとマネックスカードの1.1%が最高です。ゴールド以上ならカード次第で逆転し、三井住友カードプラチナプリファードは最大3%になります。
Q. クレカ積立のポイントはいつ付与されますか?
各社により異なりますが、おおむね積立の引き落とし月の翌月〜翌々月にポイントが付与されます。詳細は各証券会社の公式サイトでご確認ください。
Q. NISA口座を別の証券会社に変えたら、クレカ積立はやり直しですか?
はい。NISA口座を変更すると、対応カードと積立設定もすべて新しい証券会社で再設定する必要があります。年単位の変更となるため、慎重に選びましょう。
執筆・監修:NISA比較ナビ編集部
本記事は、金融庁・国税庁・各社公式サイト等の一次情報をもとに、NISA比較ナビ編集部が中立的な立場で作成しています。特定の金融商品を推奨するものではありません。


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