NISAでは非課税で投資できますが、選ぶ商品を間違えると非課税のメリットを活かせません。この記事では初心者が陥りやすい「買ってはいけない投資信託」の特徴と、正しい選び方を解説します。
買ってはいけない投資信託の5つの特徴
① 信託報酬が高い(年1%超)
信託報酬は保有しているだけで毎年かかるコストです。年1%の信託報酬は一見小さく見えますが、30年の長期投資では最終的な資産に数百万円の差が生じます。NISAで選ぶ投資信託の信託報酬は年0.2%以下を目安にしてください。
| 信託報酬 | 100万円を30年運用した場合の累積コスト(概算) |
|---|---|
| 0.1% | 約3万円 |
| 0.5% | 約14万円 |
| 1.0% | 約26万円 |
| 2.0% | 約45万円 |
② テーマ型ファンド(AI・半導体・メタバースなど)
「AIファンド」「EV関連ファンド」などテーマ型ファンドは、ブームが過ぎると急落するリスクがあります。信託報酬も高め(年1〜2%程度)で、テーマが廃れると運用終了になる可能性も。長期投資の基本は特定テーマへの集中ではなく分散です。
③ 毎月分配型ファンド
毎月分配型ファンドは毎月お金が受け取れる印象がありますが、実際には元本を取り崩して分配していることが多く、長期の資産形成には不向きです。また分配金が出るたびに課税(通常口座の場合)され、複利効果も損なわれます。
④ アクティブファンド(コストが高いもの)
プロが銘柄選択するアクティブファンドは信託報酬が高い傾向があります。長期的にはインデックスファンドに勝てるアクティブファンドは少なく、多くの場合インデックスファンドの方が優れた選択肢です。
⑤ 純資産が少なすぎるファンド(10億円未満)
純資産が少ないファンドは繰上償還(途中終了)のリスクがあります。eMAXIS Slimシリーズのような純資産数千億〜数兆円規模のファンドが安心です。
銀行・郵便局で勧められる商品に注意
銀行や対面証券で勧められる投資信託は、販売会社の利益が大きい高コスト商品が多い傾向があります。「窓口でおすすめされた」というだけで選ぶのは危険です。
NISAで選ぶべき投資信託の基準
- ✅ 信託報酬:年0.2%以下(できれば0.1%以下)
- ✅ 純資産:100億円以上(1,000億円以上が理想)
- ✅ ベンチマーク:全世界株・S&P500・先進国株などの主要指数
- ✅ 運用方針:インデックス(パッシブ)運用
- ✅ 分配金:再投資型(複利効果を活かす)
具体的なおすすめファンドはNISAにおすすめの投資信託5選をご覧ください。
まとめ
- 信託報酬が年1%超のファンドは長期では大きなコストになる
- テーマ型・毎月分配型・高コストアクティブファンドは避ける
- 銀行窓口で勧められる商品はコストが高い傾向がある
- 選ぶ基準は「低コスト・高純資産・主要インデックス連動」
- eMAXIS Slimシリーズなどの低コストインデックスファンドが基本
Q. アクティブファンドは絶対に買ってはいけませんか?
絶対ではありませんが、長期では多くのアクティブファンドがインデックスファンドに劣後するデータがあります。NISAの積立投資枠ではインデックスファンドを基本とするのが合理的です。
Q. 信託報酬0.2%と1%の違いは実際どのくらい影響しますか?
30年間・年利5%で毎月3万円積み立てた場合、信託報酬の差だけで最終資産に100万円以上の差が生じる可能性があります。コストの差は長期になるほど大きく効いてきます。
Q. NISAの積立投資枠なら買ってはいけない商品は選べませんか?
積立投資枠は金融庁が審査した商品に限定されているため、高コスト・毎月分配型などは基本的に除外されています。ただし成長投資枠では幅広い商品が購入できるため、自分で判断する必要があります。
📌 あわせて読みたい


コメント