NISAで金(ゴールド)・REIT(不動産)に投資する方法【特徴と注意点】

投資信託・ETF

NISAでは株式・投資信託だけでなく、金(ゴールド)やREIT(不動産投資信託)にも投資できます。この記事では金・REITの特徴と、NISAでの活用方法・注意点を解説します。

金(ゴールド)への投資とは

金は株式・債券と異なる値動きをする資産であり、インフレや地政学リスクに強い「安全資産」として世界中で保有されています。NISAでは金に連動するETFや投資信託を通じて間接的に投資できます。

NISAで買える主な金関連商品

商品名 種別 信託報酬・経費率 特徴
三菱UFJ 純金ファンド(ファインゴールド) 投資信託 0.990% 円建てで金価格に連動
iシェアーズ ゴールドETF(1540) 国内ETF 0.440% 東証上場・円建て
SPDR ゴールドシェア(GLD) 米国ETF 0.40% 世界最大の金ETF・ドル建て

金投資のメリット・デメリット

メリット

  • インフレ・通貨下落に強い:現金の価値が下がる局面で金は上昇しやすい
  • 株式との相関が低い:株式市場の暴落時に値上がりするケースが多い
  • 地政学リスクのヘッジ:戦争・金融危機時の逃避資産として機能

デメリット

  • 配当・利息が出ない:保有しているだけでは収益が生まれない
  • 長期リターンは株式に劣る傾向:過去のデータでは株式インデックスの方が高リターン
  • 信託報酬がやや高め:インデックスファンドに比べてコストがかかる

REIT(不動産投資信託)とは

REITとは不動産を投資対象とするファンドで、オフィスビル・商業施設・マンションなどに投資し、賃貸収入や売却益を投資家に分配します。少額から不動産投資の恩恵を受けられるのが特徴です。

NISAで買える主なREIT関連商品

商品名 種別 信託報酬 特徴
eMAXIS Slim 国内リートインデックス 投資信託 0.187% 日本のREIT市場全体に連動
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス 投資信託 0.22% 先進国の不動産市場に連動
バンガード・不動産ETF(VNQ) 米国ETF 0.12% 米国REIT市場の代表的ETF

REITのメリット・デメリット

メリット

  • 分配金(インカムゲイン)が得られる:賃貸収入から安定した配当が期待できる
  • 少額から不動産投資ができる:実物不動産と異なり数万円から投資可能
  • 株式との相関が低い局面がある:ポートフォリオの分散効果

デメリット

  • 金利上昇に弱い:不動産は借入金利の影響を受けやすく、金利が上がると価格が下落しやすい
  • コロナのような危機では大幅下落:商業施設・ホテル系REITはコロナ禍で急落した実績あり
  • 株式と比べて長期リターンはやや劣る傾向

株式インデックスとの組み合わせ方

金・REITはあくまで補完的な資産として少量(ポートフォリオの5〜15%程度)組み入れるのが一般的です。メインは全世界株式かS&P500などの株式インデックスとし、分散効果を高めるために組み合わせると効果的です。

まとめ

  • 金はインフレ・地政学リスクに強い安全資産だが配当はなく長期リターンは株式に劣る
  • REITは不動産からの安定した分配金が魅力だが金利上昇に弱い
  • NISAでは投資信託・ETF経由で金・REITに投資可能
  • メインは株式インデックス、金・REITは補完的に5〜15%程度が目安
  • NISAの成長投資枠(ETF)・積立投資枠(一部投資信託)で購入できる

Q. 金投資はNISAの積立投資枠でできますか?

金連動の投資信託であれば積立投資枠対象のものもあります。ただし対象外の場合は成長投資枠を利用します。購入前に証券会社で確認してください。

Q. REITは株式と同じくらいリターンが期待できますか?

長期では株式インデックスの方が高リターンの傾向があります。REITは安定した配当収入を目的とした補完的な資産として位置づけるのが現実的です。

Q. 金とREITを両方NISAに組み入れる必要はありますか?

必須ではありません。まずは株式インデックスだけで十分です。慣れてきて分散をさらに高めたいと感じたときに少量追加するのがおすすめです。

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